おむつ犬誕生記
おむつ犬●PART-2
腎臓病の極限を超えた
それまでは庭で飼っていたのですが、目が行き届かないので2階のリビングに防水シートを敷いて寝かせました。
なんとか食べさせようと、それまで食べさせたこともないような高級ドッグフードを鼻の先に持っていきますが、ダメ。元気な頃、はじめて食べて狂喜乱舞したもみじ饅頭にも、牛肉にも、見向きもしません。時々、薄く目を開くだけで、ほとんど動きません。
16年以上いっしょに生活してきたのに、飼い主は何もできず、黙って息が止まるのを見ているだけ……。そんな様子をみかねた知人が、「くわしく説明をしてくれる先生がいるから、一度診てもらったらどうか」と紹介してくれました。
休日にもかかわらず、その若い獣医の先生は快く診てくれました。血液を採っていろいろな検査をして、そして言いました。
「腎臓の数値が非常に悪いですねえ。おそらく、ずっと悪かったのが、ここで極限を超えてしまったのでしょう」
悪くなった腎臓は回復することはないといわれました。でも、「皮下点滴と投薬の治療をしてみましょう」と言ってくれて、それから毎日点滴に通うことになりました。
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