2014/09/04
わたしのすぐ隣に
いったん小降りになっていた雨が、またひどくなってきた。夜中の12時ころだったろうか。雷がひどく、落雷しただろうというピシッという音が時々する。
その夜は仕事をしていたのだが、雷が気になって仕事が手につかない。雨の降り方も気がかりだ。天気JPのサイトのレーダー画面を表示して、更新ボタンを押すのだが、広島市の西北部に赤い雨雲が形を変えながら動かない。窓を開けて外を見ると、跳ね散る雨粒が白くなって道路がよく見えない。
さすがに「こんな雨が続いたら、この団地でも事故が起こるのではないか」と思う。団地自体はほぼ平らだが、山をひらいて造成してある。山が迫っている場所もあるし、団地の前面は山を切ってコンクリートで固めてある。
5時前になってやっとレーダー画面の自宅の辺りから赤い雲が消え、雨が小降りになってきたので、犬を連れて散歩に出かけた。
ヘリコプターの音がする。「あの雨だから、どこかで事故が起きたのだろう」と思ったが、散歩コースの周辺は特に問題は起きていないようだ。ただ、隣の団地を流れ下る小さな川が増水して道路を乗り越え、反対側の崖を崩した場所が1カ所あって、消防自動車が来ていた。
帰宅してテレビのリモコンを押したら、山崩れで兄と弟が土砂に埋まったニュースを伝えていた。それを皮切りに、やがて次々と山崩れ、土砂崩れの報が入ってくる。安佐南区、安佐北区が大変なことになっていることを、初めて知った。
この間、台風から離れた四国で大雨が降り、『大変だね』と言ってたのに、今度は広島だ。「これからは災害はどこでも起きる可能性があると思ってください」と天気予報の担当者が言っていたけど、そのまますぐに身の回りに起きるなんて。
友人や知人、仕事の取引先で被災した人はいないし、ウチは自宅も会社も何の問題もなかった。しかし、広島は、いや、日本全体が真ん中を貫く山脈から流れ下る川がつくったデルタに人が集まっている。豪雨が降れば平野部は洪水、谷部は山崩れ、どこでも災害は起き得る。そういうことなのだ。
災害も、人の死も、わたしのすぐ隣にある。そういうことなのだ。怖がることではないのかも。(Tレックス)


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